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Q & A

ゲストから頂いたご質問。
Q、小規模保育園は待機児童の解消にどれほど効果がありましたか?
A、待機児童の解消は、特に保育所用地が確保しにくい都市部においては一定の効果があったかと思います。
ただ、一概に「待機児童の減少=小規模保育園の数」とは言いきれません。
例えば、私の住む京都市では、7年連続待機児童がゼロ人ですが、小規模保育園、認可保育園共に毎年新規開設されています。
つまり、待機児童がいなくても地域によっては保育園の利用希望者が全体的に増えていると言えます。
Q、小規模保育園については大学の授業でもあまり取り上げられることがなく、実習先の候補にも入っていませんでした。
A、小規模保育園は2015年にできた制度です。
ですので、大学に長年勤められている先生方の中には、その現場をまだよくご存知ない方が多いことが原因かもしれません。実習先候補に入らない理由も同様です。
学生の方から希望して小規模園に実習に行くという話は聞いたことはありますよ。
Q、小規模保育園に入るメリットはありますか?
A、やはり保育の手厚さが一番かと思います。
少人数の園だからという理由だけでなく、実は小規模保育園は認可保育園よりも1人多く保育士を配置されています。制度的に手厚い保育が保障されているということです。
ですので、土曜日なんかは子どもより保育士の方が多いなんて日も普通にあります 笑
そのため、手厚い保育を希望される保護者さん、例えば月齢が低かったり、少し発達に偏りがあったり、我が子が大集団に入ることに不安を感じられている方は小規模保育園を選ばれる方が多い印象です。
Q、小規模保育園と、認可園、公立園、私立園との違いは何ですか?
A、小規模保育園は「私立の認可施設」に該当します。正確には「地域型保育事業所」という位置付けです。
私立なので様々な法人が運営していることが多いですね。
法人が複数園運営しているのであれば、公立園のように保育士の異動がある園もあります。
Q、卒園後、次の園への引き継ぎはありますか?
A、引き継ぎはありますが、そのやり方は各園によって違います。
個別の書類を次の園へ送る、必要な場合にのみ伝える(配慮が必要な子、親など)などが多いかと。
Q、保護者と先生との相性が悪く、転園に至った事例はありますか?
A、ありがたいことに当園ではそのような事例はありません。逆に、大きな園が合わなくて手厚い体制の園を希望して転園されてきたお子さんはお預かりしています。
Q、いつか小規模保育園を作りたいと思っています。
A、小規模保育園は認可施設ですので、自治体からの公募があって初めて申し込みは可能です。今はとにかくいろいろな園を見学されてみてはいかがでしょうか?園によって本当に様々ですので、見るだけでも参考になるかと思いますよ。
 同志は無条件で応援します。お手伝いできることがあれば何なりとおっしゃって下さい。
 
Q、卒園後、新しい保育園へのスムーズな進め方を知りたいです
A、小規模保育園には、必ず「連携施設」というものがあり、端的に言うと卒園後の転園が有利になる(ポイントが加点される)制度があります。
一方、まだまだ完全な制度とは言いきれず、卒園後の再保活については相変わらずの課題です。懸念される方も多いかと思います。
ちなみに、京都市の場合ですが、2015年に小規模保育園の制度ができて以降、卒園後に待機児童に戻ってしまったという子は0人です。
その数字だけで安心される保護者さんは少なからずいらっしゃるかと思いますが、現状はまだまだ一斉面接で不安をあおられるケースが多いようです。
その点については、保護者の方が安心できるような対応の徹底を引き続きお願いしていきます。
また、一部の地域では、小規模保育園の卒園児は、一般入園希望の子よりも先行して進級先の園を決めてもらえます。
全国的にもそうなっていくと、小規模保育園を選択される方も増えていくかと思います。
Q、子育てのため保育の現場から離れていましたが、そろそろ戻りたいと考えています。
 
A、小規模保育園に限らず、園によってその方針は様々ですので、復職の際はご自身の保育観に合った縁を見つけることが大切です。特に、昨今は人材紹介会社に登録される方もおられますが、小規模保育園の場合、経営的な問題から紹介会社を頼らない園さんが多いので、直接園に連絡されることをお勧め致します。
​ 子育てされながらの就職活動はなかなか難しいと思いますが、私自身、我が子の子育て経験が保育士としてのスキルアップに大きく活きてきたと実感しております。良い園に出会えるように応援しております。
 
 
 
 
 
Q、私の住む地域にも新しい小規模保育園ができました。どうして最近になって小規模保育園が増えたのですか?
 
A、小規模保育園は2015から新たに認可施設となった保育園です。当時社会問題にもなっていた待機児童の解消に向けてというのが主なねらいです。少し前に「保育園落ちた日本死ね」というワードを耳にされたことありませんか?まさにそれです。
 大きな認可保育園には、それなりの土地や費用も必要になってくるので、そう簡単には建てられません。そこで、少人数の小さな保育園「小規模保育園」が認可施設となりました。
​ たしかに一気に増えた印象があるかもしれませんが、それだけ保育園への入園を希望される方が多く、切実な問題だったと言えるかと思います。
 
Q、小規模保育園ってどうして0〜2歳までなのですか?
 
 
A、実は、3歳以上の小規模保育園もあるんですよ。元々、待機児童は0〜2歳の子が多かったのです。その為、乳児期の保育を専門とする小規模保育園がたくさん作られました。しかし、小規模保育園がたくさんできたことや幼児教育が無償化になったことで、最近は3歳児からの入園を希望する方も増えてきています。そこで、決められた地域ではありますが、3歳児以降の小規模保育園もできました。
 少数保育の良さを感じ、希望される保護者の声も少なからずありますので、今後はもしかしたら3歳児以降の小規模保育園も増えていくかもしれませんね。
 
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